【目からウロコ】子どもの叱り方と伝え方
こんにちは。
日本で働く兄こうと、アメリカで働く妹ゆんの日米保育士兄妹です。
最近『怒らない育児』が話題になっていますよね。
でも、そもそも怒らない育児って何?と思う方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
言葉だけが一人歩きして、具体的にどんなことをすればいいのか分からない方は少なくないと思います。
結論からいうと
上手に伝えることができると、子どもと気持ちよく過ごすことができます。
それではさっそく現役の保育士兄妹、ゆんとこうが保育の中で学んだ『子どもの叱り方と伝え方』をご紹介していきます
否定ではなく、肯定言葉を使う
例えば
教室内を走っていたら『走らないの!』
お友だちを叩いていたら『叩かないの!』と
”〜ない”と否定語を使っていませんか?
この否定語を肯定言葉に変えるだけで、こどもが怒られているという気分にならずに、正しい方向に自ら気づくことができます。
具体的には…
×走らないの!→〇歩こうね
×叩かないの!→〇代わりに言葉を使おうね/口で言おうね
×うるさい!→〇小さい声で話そうね/お耳を使って聞こうね。

この方法は、育児だけでなく会社での上司と部下の関係の中でも使えるすばらしい方法です。
自分が使っている言葉や行動をすぐに直すことは難しいですが、意識して使っているうちに少しずつ身についていきますよ。
次の行動が楽しみになるような声がけをする
例えば
園庭であそんでいて教室の中に入るときに
「集合!教室戻るよー!」と
声をかけても、なかなかすぐに集まってくれない子たちはいませんか?
そんなときは…
『今日の給食のメニューはスペシャルメニューがあるんだって!何だろう?チェックしにいこうか!』
『教室でゲームをやるよ。だれが1番に準備できるかな?』
と次の行動が想像できて
楽しみになるような声がけをするのです。
そうすると子どもたちは、次の行動の目的に楽しみを見つけるため体が自然と動いていきます。
できている子に注目し、褒める
クラスが騒がしいと
つい騒いでいる子に注目して
怒ってしまうことありませんか?
そういう時は逆に
よく聞けている子に目を向けて
『○○ちゃん/くん、すごいね!
ちゃんと先生のお話聞けてるね!』
『お話聞けている子に
今からハイタッチします!』
と声をかけると、今までふざけていた子がハッとなり"自分もちゃんとしなきゃ"と態度が急に良くなります。
質問をする
図書館や電車の中など
静かにしなくてはいけない場面って
たくさんありますよね。
そんな時
「静かにしなさい!」と
頭ごなしに叱っていませんか?
代わりに
「図書館ではどういう声でお話するんだっけ?」
「電車でのルール、覚えているかな?」
と質問を投げかけてあげましょう。
そうすることで
こどもも自分の頭で考えて
行動に移すことができるようになります。
危険が生じるときは「叱る」
『子どもの伝え方』についてお話しましたが
お友達を固いおもちゃで殴る
高いところからジャンプしているなど
危険が生じるときは
きっちりと叱ることが大切です。
叱るときは、なぜいけないのかという理由をその場できちんと説明してあげます。

まとめ
保育や育児の中でついカッとなってしまう
場面はあると思います。
しかし
すべてを叱るのではなく、言葉がけを工夫し子どもたち自身に気づきを与えることで、こどもも大人も気持ちよく過ごしていくことができますよ。
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